アート作品の著作権

美術作品の著作権や、公開・利用に関わるライセンス表示について知るための書籍およびウェブサイトをご紹介します。美術館・博物館・大学・研究機関において、アート作品の展示、デジタル化と公開、二次利用条件表示等に関わる実務者・研究者を主な対象としています。

1. 解説書

甲野正道, 全国美術館会議『現場で使える美術著作権ガイド. 2019』改訂新版. 東京: 美術出版社, 2019年.

美術館業務に関連する事項を中心に解説。

文化庁著作権課「著作権テキスト」新規タブで開く

文化庁著作権課による総合的な解説書。内容は随時更新されるため、利用時には最新版の確認を推奨。

島田真琴『アート・ロー入門: 美術品にかかわる法律の知識』東京: 慶應義塾大学出版会, 2021年.

「09章 美術の著作権の発生、存続、帰属」「10章 美術館の活動と著作権」「11章 著作物に関する芸術家の権利」「12章 現代アートと著作権」などに著作権関連の記述がある。

大学共同利用機関法人人間文化研究機構DH権利問題支援ツール検討会『デジタル・ヒューマニティーズ(DH)研究に関する権利問題ガイド』2024年.新規タブで開く

研究資源のデジタル化や公開に際して考慮すべきさまざまな権利問題の紹介とQ&A集。

福井健策 監修. 数藤雅彦 責任編集『権利処理と法の実務』東京: 勉誠出版, 2019年(デジタルアーカイブ・ベーシックス; 1).

デジタル化やインターネット上での公開に関連する事項を中心に解説。

加戸守行『著作権法講義』七訂新版. 東京:著作権情報センター, 2021年.

著作権法の各条文に関する詳細な解説書。

2. Q&A集

文化庁企画調整課博物館振興室「ミュージアムDX実践ガイド」文化庁企画調整課博物館振興室, 2025年.新規タブで開く

「ギモン10 デジタルアーカイブの公開にあたって、注意すべき点はありますか?」「ギモン11 公開するために決めるべきことにはどんなことがあるのでしょうか?」「ギモン20 3Dデータを公開する方法を教えてください」などに、著作権や二次利用条件の表示に関する解説がある。

文化庁「著作権Q&A」新規タブで開く

公益財団法人著作権情報センター「著作権Q&A」新規タブで開く

3. ライセンス表示

デジタルアーカイブジャパン推進委員会 実務者検討委員会『「デジタルアーカイブ活動」のためのガイドライン(ウェブ版)』2023年.新規タブで開く

デジタルデータ公開に際し、第三者がどのように利用できるかを示す条件(二次利用条件)に関する解説等を含む。

概要版新規タブで開く

ウェブ紹介版新規タブで開く

内閣府知的財産戦略本部 デジタルアーカイブ戦略懇談会及びデジタルアーカイブ推進に関する検討会『デジタルアーカイブにおける望ましい二次利用条件表示の在り方について(2019 年版)』2019年.新規タブで開く

美術館等が作成したデジタルコンテンツの公開に際し、デジタル化の対象となった元の作品・原資料自体ではなく、デジタルコンテンツにおいて生じ得る著作権等の権利について解説。

数藤雅彦「動向レビュー:Rights Statementsと日本における権利表記の動向」『カレントアウェアネス』no. 323, 2020年.新規タブで開く

クリエイティブ・コモンズおよびRights Statementsについてコンパクトに解説。

4. そのほか

『美術の著作物等の展示に伴う複製等に関する著作権法第47条ガイドライン』 2019年.新規タブで開く

権利者側・利用者側の関連団体(一般社団法人日本美術家連盟、一般社団法人日本美術著作権連合、一般社団法人日本写真著作権協会、公益財団法人日本博物館協会、全国美術館会議、一般社団法人日本書籍出版協会)の間で策定されたガイドライン。法における「必要と認められる限度」などについて取り決めがなされている。

一般社団法人全国美術館会議「著作権法第47条に関する日本美術著作権協会(JASPAR)との協議結果について」2020年.新規タブで開く

上記6団体に含まれない日本美術著作権協会(JASPAR)の見解を示す文書。

多摩美術大学アートアーカイヴセンター「著作権法第47条と全国美術館収蔵サーチ『SHŪZŌ』」川口雅子新規タブで開く

著作権法第47条と関連するガイドラインについて解説。

多摩美術大学アートアーカイヴセンター「アートアーカイヴの活用と著作権の考え方」木村剛大新規タブで開く

公益財団法人著作権情報センター「関係団体・機関リスト」新規タブで開く