W953204

儀式

Ceremony

建畠 覚造

TATEHATA Kakuzo

作品画像

この作品画像をダウンロード、転載することはできません。

詳細情報
作家名

建畠 覚造

TATEHATA Kakuzo

作品名
儀式Ceremony
制作年
1972
材質、技法
アルミニウム、ステンレス、革Aluminum, stainless steel, leather
寸法、時間等
125×100×80
所蔵
東京都現代美術館Museum of Contemporary Art Tokyo
所蔵番号
1975-00-4097-000
備考
《儀式》というこの作品について作者は、人間不在の均質化した儀式というものをネクタイとカラーによって象徴的に表したものであり、それは、反体制運動が盛んであった当時の時代風潮の産物であると述べている。そういえば、「ホワイトカラー」という言葉が「ブルーカラー」という言葉に対置され、特権的な響きをもって大半の国民の中流意識を煽った時代であった。ステンレスの台にしっかりと張られた革は、社会の制度や慣習に縛られた人間性を示しているのだろうか。この作品の意図は、このように単純明快、むしろ素朴といってよいものだが、社会批判の深刻さや鋭さはなく、作者特有のユーモアを感じさせる。わが国の戦後の抽象彫刻をリードしてきた建畠は、ヘンリー・ムーアらの影響を受けつつ様々な素材と形態の実験を通して自己の方向を模索し、徐々に具象的な側面を払拭していったが、軽やかに立っている2本のアルミニウムのネクタイは、 再現的なイメージでありながら、近年の彼の作品に特徴的な波状の曲線による造形を予告している。(K.M.)rn
  • 東京都歴史文化財団「Tokyo Museum Collection (ToMuCo)」より取得した収蔵品データ. 取得日2022-01-21.
  • 2024-12-10
このテキストは機械翻訳です。