当サイトについて
概要
リサーチポータル「アートプラットフォームジャパン(Art Platform Japan、略称APJ)」は日本の近現代アートや日本全国の美術館コレクションに関する情報を広く集め、国内外への提供を行うプラットフォームです。
「アートプラットフォームジャパン(APJ)」の運営は独立行政法人国立美術館国立アートリサーチセンター(NCAR)が行っています。収録方針およびデータ公開順等については、同センター情報資源グループに設置された研究資料委員会が定めています。
運営体制
国立アートリサーチセンター
研究資料委員会委員
江上 ゆか(兵庫県立美術館)
川口 雅子(国立アートリサーチセンター)
成相 肇(東京国立近代美術館) ※主査
大向 一輝(東京大学大学院人文社会系研究科)
副田 一穂(愛知県美術館)
(敬称略、アルファベット順、2024年3月現在)
協力者・連携機関
「アートプラットフォームジャパン(APJ)」は、日本全国の約190以上の美術館・博物館をはじめ、多数の機関、個人との協力・連携により成り立っています。(以下、項目毎にアルファベット順、敬称略)
日本のアートを調べる
翻訳者
米林ジョイ、吉村玲子
文献を知る
選書
林道郎、加治屋健司、中嶋泉、アンドリュー・マークル、大舘奈津子、山本浩貴
アドバイザー
コレクティヴィズム:橘川英規、富井玲子、筒井宏樹、山本和弘
評論家:伊村靖子、光田由里、尾崎信一郎
展覧会・出来事・場:片岡真実、松本透、難波祐子、山下晃平
日本のアートとフェミニズム:北原恵、小勝禮子、中嶋泉、由本みどり
アジアの中の日本:遠藤水城、古川美佳、佐々木玄太郎、後小路雅弘
写真とメディア:畠中実、金子隆一、笠原美智子、馬定延、西村智弘
環境/社会/制度:足立元、成相肇、山本浩貴
翻訳者
イグナシオ・アドリアソラ、足羽アリス貴和子、ペニー・ベイリー、ポリー・バートン、ベンジャー桂、サム・ベット、アルフレッド・バーンバウム、ジュリア・クラーク、キャロライン・エルダー、アラン・グリースン、黒田理沙、ニーナ・ホリサキ゠クリステンス、池田ケイ恵理子、池田安里、レベッカ・ジェニスン、ジャスティン・ジェスティ、ダリル・ジングウェン・ウィー、加野綾子、加藤久美子、ジュリエット・礼子・ナップ、河野晴子、ロー・シーリン、エリック・ルオン、馬渕花菜子、アンドリュー・マークル、眞峯朋子、ウィリアム・マロッティ、増渕愛子、松山直希、ダリア・メリニコヴァ、ジャイルズ・マリー、中井悠、タロウ・ネトルトン、小川紀久子、岡田紀子、フレデリック・L・ショット、富井玲子、マット・トライヴォー、内山もにか、バート・ウィンザー゠タマキ、由本みどり
編集
グレッグ・アダムソン、キャット・アンダーソン、荒木慎也、サム・ベット、美学校、ベス・ケーリ、マイク・フー、古市保子、古川美佳、後藤桜子、ニック・ホール、日高利泰、ヒントン実結枝、平井章一、池田安里、井元智香子、石崎尚、鍵谷怜、トム・ケイン、加治屋健司、加野彩子、ヨンシャン・ガオ、ディラン・カー、小池一子、児島薫、黒田雷児、馬定延、アンドリュー・マークル、ウィリアム・マロッティ、丸山美佳、松井勝正、松山直希、光山清子、長島有里枝、中嶋泉、大舘奈津子、岡田紀子、岡村 幸宣、大久保エマ、奥村雄樹、エリーシャ・オライリー、良知暁、坂上しのぶ、荒木慎也、調文明、髙野明子、高野真理子、武田将明、メグ・テイラー、冨山由紀子、ガス・ツェケニス、辻宏子、塚田 美紀、上崎千、後小路雅弘、内海潤也、山形亜紀子、山本浩貴、吉田美弥、由本みどり
デザイン
イエン・ライナム
日本アーティスト事典(DAJ)
執筆者
青山訓子、大長智広、藤井明、古田亮、橋本梓、橋村直樹、林洋子、平林恵、平井章一、平澤広、平瀬礼太、飯尾由貴子、今井陽子、今西彩子、伊藤絵里子、伊藤佳之、岩井美恵子、貝塚健、梶岡秀一、神林菜穂子、神山亮子、菅野仁美、加藤陽介、勝山滋、木村拓也、北村仁美、小林公、小島淳、髙曽由子、桑原規子、前﨑信也、増田玲、三木敬介、南雄介、宮川智美、宮川典子、森本陽香、宗像晋作、武藤夕佳里、長嶋圭哉、長門佐季、長屋光枝、中原千穂、中井康之、中村麗子、中尾優衣、成相肇、西澤晴美、小川知子、小倉実子、五十殿利治、折井貴恵、大谷省吾、大塚保子、左近充直美、笹川修一、佐藤志乃、猿渡紀代子、関直子、塩谷純、白鳥誠一郎、春原史寛、鈴木さとみ、高柳有紀子、武井敏、田中修二、谷口英理、戸張泰子、土田ルリ子、鶴見香織、内山淳子、矢作学、山口真有香、山野英嗣、安來正博、吉田暁子、吉田衣里
翻訳者
マーサ・マクリントク、小川紀久子、太田聡/ウォルター・ハミルトン、クリストファー・スティヴンズ
編集協力
和田綾乃(コギト)、加藤亜希子
全国美術館収蔵品サーチ「SHŪZŌ」
協力館
日本の現代アート展覧会 1945年以降
協力者
中島理壽、光山清子
日本の画廊・アートスペース
連携機関
東京文化財研究所
取材協力
愛知県美術館、ANOMALY、アートスペース獏、アートスペース羅針盤、アトリヱクレール、Bambinart Gallery、株式会社美術出版社、キャンプタルガニーアーティスティックファーム、現代美術資料センター、DiEGO表参道、ギャラリーEUREKA、福岡市美術館、福岡アジア美術館、ギャラリー16、かわかみ画廊、ギャルリー宮脇、ギャルリー東京ユマニテ、Galleria Finarte、ギャラリー58、ギャラリーアトス、ギャラリー梅鳳堂、ギャラリーカメリア、GALLERY GALLERY、ギャラリーヒルゲート、ギャラリイK、コバヤシ画廊、ギャラリーマロニエ、ギャラリーミヤシタ、ギャラリー門馬&ANNEX、ギャラリーなつか、画廊沖縄、Gallery OUT of PLACE、ギャラリーラファイエット、ギャラリー彩園子、ギャラリーシーズ、画廊喫茶ママ、銀座K’sギャラリー、公益財団法人北海道文化財団、北海道立近代美術館、北海道立帯広美術館、藍画廊、implexus art gallery、INTERFACE-Shomei Tomatsu Lab、岩手県立美術館、日本カメラ財団(JCII)、甚 Gallery Jin produced by ヒラマ画廊、慶應義塾大学アート・センター、KUNST ARZT、京都造形芸術大学(現:京都芸術大学)、京都場、Luft、エム・アート、MAKI Gallery、宮城県美術館、MORIOKA第一画廊、群馬県立近代美術館、新潟市美術館、新潟県立近代美術館、Oギャラリー、大原美術館、沖縄県立博物館・美術館、埼玉県立久喜図書館、札幌文化芸術交流センターSCARTS、せんだいメディアテーク、静岡市美術館、静岡県立美術館、ShugoArts、SPCギャラリー、STANDING PINE、ステップスギャラリー、タカ・イシイギャラリー、テンポラリースペース、徳島県立近代美術館、東京画廊+BTAP、東京都写真美術館、Westbeth Gallery Kozuka、Yutaka Kikutake Gallery
秋友一司、青野文昭、浅川邦夫、越後谷卓司、福田久美子、濱淵真弓、原久子、原田直子、平間明鑑、廣瀬剛、久木佐知子、人見ジュン子、星田七重、以倉新、井上道子、石橋輝男、石井孝之、伊藤鮎、糸坂昭子、川上潤、川島啓子、川谷承子、菊竹寛、小林ひとみ、小吹隆文、言水ヘリオ、小塚正和、倉品みき子、黒田雷児、町田めぐみ、牧正大、牧野身紀、真喜志奈美、松本奈穂子、松沢寿重、銘刈靖、湊七雄、宮城潤、宮下明美、宮脇豊、水谷イズル、森山綠、村井睦平、村山和佳子、永倉知美、長嶺豊、長崎裕起子、中森敏夫、仲野泰生、長束成博、西川寛、野村ヨシノリ、小田律子、大井恵子、岡本光博、岡崎こゆ、鬼本佳代子、大野博子、大城さゆり、大下智一、大田和人、佐谷周吾、沢登丈夫、清水建人、下館和也、薗部容子、杉田美奈子、鈴木敏春、立花義彰、立原珠実、田原美野、高橋明子、高橋朗、高橋敏八、玉川薫、谷口英理、谷内克聡、立石武、土倉有三、苫名真、東松泰子、豊見山愛、上田り土、上原誠勇、植松篤、和田浩一、山口洋三、山本豊津、山本耕一、山本裕子、山下里加、柳沢秀行、米山肇、吉原美恵子、吉岡まさみ、吉崎元章
沿革
リサーチポータル「アートプラットフォームジャパン」は、文化庁アートプラットフォーム事業(2018~2022年度)において、2021年3月に公開されたウェブサイトに端を発しています。
文化庁アートプラットフォーム事業(Art Platform Japan)は、2018年4月、日本の現代アートの持続的発展を目指し、日本のアーティストとその作品の国際評価向上のための取組みを推進する事業として発足しました。その背景には、2014年に文化庁の「現代美術の海外発信に関する検討会」がまとめた「現代美術の海外発信について 『論点の整理』(PDF)」があります。
事業の実施にかかるステアリングコミッティーとして、美術館関係者、評論関係者、美術メディア関係者、学識経験者、コレクター等、幅広い立場の関係者による「日本現代アート委員会(座長:片岡真実・森美術館館長)」が設置され、「文化庁現代アートワークショップの開催」「国際的な評価を高める上で重要なテキストの国際展開に関する取組」「国際的な情報発信を行うウェブサイトに関する取組」「収蔵情報の可視化に関する取組」等を軸に活動が展開されていきました。その一環として立ち上げられたのがウェブサイト「アートプラットフォームジャパン」です。
2023年3月末、文化庁アートプラットフォーム事業は5年間にわたる活動に終止符を打ちましたが、ウェブサイトの運営は同年3月28日に独立行政法人国立美術館本部に設置された国立アートリサーチセンター(NCAR)に受け継がれることになりました。国立アートリサーチセンターは、日本のアートに関するリサーチポータルとして同ウェブサイトを活用する方針を定め、それまで事業名としても用いられていた「アートプラットフォームジャパン(Art Platform Japan)」を継承し、ウェブサイト名として使用することにしました。
国立アートリサーチセンター(NCAR)は、新たにリサーチポータルとして始動した「アートプラットフォームジャパン」が、日本のアートについての調査研究拠点としてその機能・役割を着実に果たしていくよう、コンテンツの拡充・持続的発展に取り組んでいます。
文化庁アートプラットフォーム事業の記録
文化庁アートプラットフォーム事業では5年間にわたりさまざまな活動が展開されました。その成果を一覧にします。
事業報告書
実施プログラム
2018年度より数々のシンポジウム、ワークショップ、講演会が実施されました。
翻訳事業
日本の現代美術の国際的な研究喚起のために、戦後美術を対象とした未英訳の文献(単行本、評論、学術論文、カタログ寄稿文等)が集められ、そのなかから以下の基準にしたがって特に需要が高いと考えられるものが選定され、5年間で計65本のテキストが翻訳されました。
- 選書プロセス:選書は、過去から現代社会への流れを繋げるため、テーマに沿って行われました。まずはテーマ毎に3~4名のアドバイザーを迎え、1人につき20~30本の重要文献を推薦してもらうよう依頼しました。その結果、計745本の書誌情報が提出され、このビッグデータを元に、選書チームが分担して文献を読み、会議でその重要性について議論しました。最終的に残った候補を全員が読書して、翻訳文献を決定しました。
- 文献選択の基準:ターゲットを「日本語は読めないが、国際舞台で活動しているキュレーター、評論家、研究者、アーティスト及び、アート・プロフェッショナル、または学生」とする/未英訳文献で、海外読者の興味を引くもの/海外で日本近現代美術を教えている研究者たちの教材となり得るもの/歴史的に重要なもの、かつ従来の日本近現代美術史観に新しいナラティブを与えるもの/可能な限り、ジェンダーバランスおよび多様な価値観を考慮する/同時代に書かれたものに重点を置くが、近年書かれたものを含んでも良い/『From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945–1989: Primary Documents』(New York: Museum of Modern Art, 2012)に含まれなかったテーマや時代を対象とする。
- 翻訳スタイルガイド:国際的基準を満たす美術文献翻訳を目指して翻訳スタイルガイド(PDF)が作成され、2021年7月に公開されました。
全国美術館収蔵品サーチ「SHŪZŌ」
- 平成30(2018)年度(本事業初年度):アート市場活性化事業日本アート創生委員会収蔵情報活用分科会を発足し、関係者へのヒアリング等の予備調査を実施するとともに方向性を検討し、「共同利用機関『美術品総合デジタルアーカイブセンター』の設立(提言)」を作成。予備調査の結果、全国美術館会議の情報・資料研究部会が編集した『全国美術館会議会員館 収蔵品目録総覧2014』を基礎情報とする方針を決定。
- 令和元(2019)年度:文化庁アートプラットフォーム事業日本現代アート委員会収蔵情報活用分科会でサンプルのデータを収集し、データベース、公開システムの構築と編集方針を決定。
- 令和2(2020)年度:登録博物館、博物館相当施設等に情報提供の依頼を開始。システムの構築および公開業務に関する調達の実施。ベータ版ウェブサイトを無償でオンライン公開(2021年3月)。
- 令和3(2021)年度:収蔵品情報、作家情報の拡充。
- 令和4(2022)年度:独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター(仮称)設置準備室 情報資料グループにSHŪZŌ等事業を継承。