- Artist
ナムジュン・パイク
PAIK, Nam June
- Title
- TV時計TV Clock
- Year
- 1984
- Medium
- 12インチ白黒テレビ12台20インチ、カラーテレビ12台12 monitors (black and white, 12in.), 12 monitors (color, 20in.)
- Dimentions/Duration
- インスタレーションサイズ可変
- Collection
- 東京都現代美術館Museum of Contemporary Art Tokyo
- Accession number
- 1975-00-4214-000
- Notes
- 1961年、〈フルクサス〉運動の創始者ジョージ・マチューナスを知ったパイクは、同運動に加わり一連のハプニングや、ネオ・ダダ的音楽作品を発表する。1963年日本に渡りエレクトロニクスの技師阿部修也を協力者に得、ヴィデオ・アートの先駆者としての道を歩み始めた。パイクのヴィデオ・アートは映像のみではなく、最新の機器や技術を駆使し、磁石で映像をねじ曲げて新しい映像を創り上げたり、コンソール自体をも作品の一部とし、むしろヴィデオ彫刻としての作品を提示する。この《TV時計》では、受像機に改変を施し、画面を1本の線に圧縮させ、24台のブラウン管に30度ずつ角度を変える1時間刻みの光輝く線を闇の中に浮かび上がらせる。静止した画面上に時間の観念を24本の線で表現するこの作品は、一方でコンセプチュアルな面を持つと同時に、画面改変という点では、破壊と創造を表現のーつとした、いかにもフルクサス的作品ともいえよう。(S.O.)
- Data extracted from ToMuCo Tokyo Museum Collection by Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture (Tōkyōto Rekishi Bunka Zaidan). Extracted January 21, 2022.
- 2024-12-10