W952970

清洲橋[『新東京百景』より]

Kiyosubashi Bridge [from "A Hundred Views of New Tokyo"]

深沢 索一

FUKAZAWA Sakuichi

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Artist

深沢 索一

FUKAZAWA Sakuichi

Title
清洲橋[『新東京百景』より]Kiyosubashi Bridge [from "A Hundred Views of New Tokyo"]
Year
1930
Medium
木版Woodcut
Dims/Durs
18.2×24
Edition/State
Ed. 16(画面外左下)
Collection
東京都現代美術館Museum of Contemporary Art Tokyo
Accession number
1975-00-6054-000
Notes
創作版画『新東京百景』は、8人の版画家、恩地孝四郎(1891-1955)、諏訪兼紀(1897-1932)、平塚運一(1895-1997)、川上澄生(1895-1972)、深沢索一(1896-1947)、藤森静雄(1891-1943)、逸見享(1895-1944)、前川干帆(1888-1960)による100枚1組の版画集である。これは1929年から32年まで中島重太郎の主宰する創作版画倶楽部より4期にわたり限定50部として会員頒布された。明治末期より昭和前期にかけておこった創作版画の運動は、自分で絵を描き(自画)、自分で彫り(自刻)、自分で摺る(自摺)ことを基本として、作家の個性を重んじ、自我の確立を目指すとともに、版画独自の表現のうちに創作的意義をみとめ、芸術としての正統的位置づけを求めたものであった。1918年には、こうした版画の地位向上と社会的普及を意図した「日本創作版画協会」が創立され、いずれの作家もこれに加わっている。本版画集は、この目的にねざしつつも、震災後の復興から近代都市へと変貌をとげる東京の姿を後世に伝えるため企画された。そこに描かれたのは、復興作業で造成された街路や橋、公園をはじめ、都市生活を彩る様々な娯楽施設に集う人々の姿などである。その根底にあるのは、北斎や広重ら江戸の名所風物を描いた浮世絵の諸作より連なる風景版画の伝統であると同時に、刻一刻と変化する東京の姿を作家自らが新たにみつめ、刀でもって丹念に板の上に創作しようと協力しあった版画家たちの強い意識であろう。(A.F.)
  • Data extracted from ToMuCo Tokyo Museum Collection by Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture (Tōkyōto Rekishi Bunka Zaidan). Extracted January 21, 2022.
  • 2024-12-10
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