- Artist
蔡 國強
CAI Guo-Qiang
- Title
- Project for Extraterrestrials No.8―烽火台を再燃するReviving the Ancient Signal Towers: Project for Extraterrestrials No.8
- Year
- 1991
- Medium
- 火薬、インク/和紙、パネルGun powder, ink on Japanese paper, panel
- Dims/Durs
- 200×680
- Collection
- 東京都現代美術館Museum of Contemporary Art Tokyo
- Accession number
- 1995-00-0003-000
- Notes
- 《Project for Extraterrestrials No.8 烽火台を再燃する》《Project for Extraterrestrials No.9 胎動II》、は1991年の個展でこの後行うべきプロジェクトのプランとして発表された。いずれも、火薬を紙の上で燃やしその痕跡を残した上に、墨でそれぞれの計画の説明を記している。“Project for Extraterrestrials”とは、地球外の生命体(E.T.)に発信するためのプロジェクトという意味であり、宇宙へ向けた壮大な計画である。同時に古代中国で発明された火薬や墨という素材を用いることは、自らの出自を示す意味も込められている。《烽火台を再燃する》は、中国古代の通信手段であった烽火台に再び火を灯し、最新の通信手段である人工衛星でその光を確認するものである。《胎動 II》では、円形に火薬を配置し、その中心に作家が座り火薬を爆発させる。この瞬間の作家の鼓動と大地の揺れの変化を機器によって記録する。これらの光は一瞬のものだが、宇宙に向けて永遠に発信されることになる。いずれも東洋的な要素と現代の技術を融合しようとする意図が明確に示されている。なお、《胎動 II》のプランは1992年に開催されたカッセル国際美術展で実現している。(H.K.)
- Data extracted from ToMuCo Tokyo Museum Collection by Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture (Tōkyōto Rekishi Bunka Zaidan). Extracted January 21, 2022.
- 2024-12-10