- Artist
満谷国四郎
MITSUTANI Kunishirō
- Title
- コンポジションComposition
- Year
- 1932(昭和7)年頃c.1932
- Medium
- 油彩・キャンヴァス, 額装Oil on canvas, Framed
- Dimensions/duration
- 72.7×91.0;外寸:93×111×8.5
- Inscriptions/marks
- 左下:「十五老」(朱文方印)Sealed lower left: 「十五老」(朱文方印)
- Collection
- サイトウミュージアムSaitou Museum
- Accession number
- 674000
- Notes
- 作品解説: 満谷国四郎晩期の代表作といわれる《緋毛氈》(1932年・昭和7年)<大原美術館蔵>の習作。《緋毛氈》が最初は屋外での設定であったことが、草を表す緑色の使用や周囲の枝からわかる。こうした草上での裸婦はティツィアーノの《田園の奏楽》(1509年頃)が有名だが、それに倣ったエドゥアール・マネの話題作《草上の昼食》に、本作がより近いのは、奥の裸婦の背景の白色がおそらく水辺を表しているだろうことである。そして、手前の裸婦の横たわったポーズはゴヤの《裸のマハ》を左右反転させたイメージと近いものがあり、満谷が歴史的な作品を踏まえて次の展開を模索していたことがわかる。そういった点でも本作は大変貴重である。
- Data created by Saitou Museum. Provided March 31, 2025.
- 2025-07-08
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