W1330067

鋼鉄による作品 #297

Work of Steel, No.297

久野真

KUNO Shin

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Artist

久野真

KUNO Shin

Title
鋼鉄による作品 #297Work of Steel, No.297
Year
1975(昭和50)年
Medium
ステンレス、板, 額装なしstainless steel and plate, No framed
Dimensions/duration
160×130×6.5
Inscriptions/marks
表面下方中央に刻印:「真」Engraved lower center: 「真」
Collection
サイトウミュージアムSaitou Museum
Accession number
1739000
Notes
作品解説: 長方形の画面に斜めに走る3本の流れが眼に入る。そのうちの1本は均質な細い直線。残りの2本は交差しつつ上部に向かうに従って広くなっている。ステンレスを加工したこのレリーフ(浮き彫り)は、金属独特の硬質感を湛えていながらやわらかさや温かさを備えている。久野真はステンレスの他にも鉄や鉛などの金属による「絵画」を追求した画家として知られている。本作も絵画的なパースペクティブ(遠近法)や山水画に見られる描かれない無の空間が意識されているなど探求の跡が確認されよう。 長方形の画面に斜め方向へと走る3本の流れが眼に入る。そのうちの1本は均質な細い直線。残りの2本は途中で交差しつつ、上部に向かうに従って広くなっている。ステンレスを加工したこのレリーフ(浮き彫り)は、金属独特の硬質感をたたえていながらも、やわらかさや温かさを備えている。 久野真は名古屋を拠点に数々の国際展にも出品し高い評価を受けた。ステンレスの他にも鉄や鉛などの金属による「絵画」を追求した画家として知られている。本作も絵画的なパースペクティブ(遠近法)や山水画に見られる「描かれない無の空間」が意識されているなど探求の跡が確認されよう。 抽象作品は音楽のような感覚で鑑賞できるところに良さがある。1970年代はロックをはじめさまざまな実験的音楽の黄金時代で、美術界では材質そのものに語らせる「もの派」と呼ばれる活動があった。本作はこの時代をしっかりと踏まえている。
  • Data created by Saitou Museum. Provided March 31, 2025.
  • 2025-07-08
  • 2025-07-08
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