W1330014

泊船

Anchored Ships

満谷国四郎

MITSUTANI Kunishirō

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Artist

満谷国四郎

MITSUTANI Kunishirō

Title
泊船Anchored Ships
Year
1924(大正13)年頃c.1924
Medium
油彩・キャンヴァス, 額装Oil on canvas, Framed
Dimensions/duration
37.8×45.5;外寸:62.6×69.8×8.7
Inscriptions/marks
左下:K. MitsutaniSigned lower left: K. Mitsutani
Collection
サイトウミュージアムSaitou Museum
Accession number
1405000
Notes
作品解説: 満谷国四郎は1923(大正12)年から1929(昭和4)年にかけて4度中国へ渡っている。本作も船の形状からおそらく中国での取材を元に描かれているものと思われる。セザンヌからの影響を受けつつもそこから脱した平面性や色彩感覚を獲得しはじめているが、装飾性はシャヴァンヌからヒントを得ているようにも思われる。色数は少なくし、寒色と暖色を組み合わることにより画面にメリハリと統一感を生み出している。 白い帆を下げた停泊中の船が画面に大きく描かれている。空は青と紫色が混じり合い、船の傍らでは小舟に乗った一人が船べりに手をかけている。手前の岸壁では漁網(ぎょもう)の手入れをしているのか、背を向けてかがんだ人の姿がある。静けさが漂う本作は、夕暮れ時なのか、ゆったりとした時間が流れている。 満谷国四郎は1923年から1929年にかけて4度中国へ渡っている。本作も船の形状からおそらく中国での取材を元に描かれたものであろう。セザンヌからの影響を受けつつもそこから脱した平面性や色彩感覚を獲得しはじめている。一方、装飾性は19世紀フランス象徴主義の先駆者と言われるシャヴァンヌからヒントを得たのではないだろうか。   画面構成の面白さもさることながら、絵画全体の色数を少なく抑え、寒色と暖色を組み合わることにより画面にメリハリと統一感を生み出しており、本作の見どころとなっている。
  • Data created by Saitou Museum. Provided March 31, 2025.
  • 2025-07-08
  • 2025-07-08
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