W1330005

嵐山千鳥ヶ淵

Arashiyama Chidorigafuchi

小島善太郎

KOJIMA Zentarō

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Artist

小島善太郎

KOJIMA Zentarō

Title
嵐山千鳥ヶ淵Arashiyama Chidorigafuchi
Year
制作年不詳Unknown
Medium
油彩・キャンヴァス, 額装Oil on canvas, Framed
Dimensions/duration
37.6×45.7;外寸:54.8×62.3×6
Inscriptions/marks
左下横書き:Z. KojimaSigned lower left: Z. Kojima
Collection
サイトウミュージアムSaitou Museum
Accession number
1620000
Notes
作品解説: 嵐山の麓、渡月橋よりも約1㎞上流には、比較的水深があり穏やかな川面となった場所があり、千鳥ヶ淵と呼ばれている。平家物語に登場する女官・横笛がここで身投げしたといわれ、近くには京都の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)によって建立された大悲閣千光寺にのぼる石段などがある。川岸の岩場から写生したと思われる本作は、川面の穏やかさに対応させたかのように山や木々のかたちや色を温和に仕上げている。 嵐山の麓、渡月橋よりも約1㎞上流には水深があり穏やかな川面となった場所があり、千鳥ヶ淵と呼ばれている。ここは、『平家物語』に登場する女官・横笛が身投げした悲哀の伝説で知られている。   清盛の宴で舞を披露した横笛を見た家臣の斎藤時頼が彼女に想いを寄せた。二人は恋に落ちるも身分が異なるとの理由で時頼の父の反対にあった。時頼は父親と横笛双方を裏切らない方法として出家を選び、横笛は逢えないつらさに短い生涯を閉じたという。 この付近には、京都の豪商・角倉了以(すみのくらりょうい)がこの大堰川の開削工事で亡くなった人々を弔うために移築した大悲閣千光寺にのぼる石段もある。 本作の左手には嵐山の裾野、奥のなだらかな曲線を描くのは百人一首で有名な小倉山。美しい景観に歴史や文学が織り交ぜる嵐山の世界を小島は温和なかたちと色彩で仕上げている。
  • Data created by Saitou Museum. Provided March 31, 2025.
  • 2025-07-08
  • 2025-07-08
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